NP STUDIO STAFF日記
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2004年4月15日(木) イラク人質に見るメディア Nakazawa

イラクにおいて多くの外国人が拘束され連日悲惨なニュースが流れている。
今日も3人の日本人人質に続きまた2人が拘束され、懸念されていた事がまた現実となってしまった。
ニュースの発端となったアルジャジーラの放送に始まり、連日マスコミがこの問題を取り上げている。
情報不足?の政府発表に対しマスコミ各社は被害者家族を追いかけたり、情報の分析に時間を割いている。
しかしそこに見え隠れする情報に面白いモノを見る事が出来る。
記者会見で必死に訴える被害者家族の対応に非難が集中。自業自得、しまいには誹謗中傷の声。
しかしその裏では自衛隊派遣反対の市民グループの存在と関係する家族の情報が流れる。
その内容に対しマスコミ各社の対応の違いは両極端で、ネット上ではもっと凄まじい過激な意見が飛び交っている。
人質事件が自業自得どころか自作自演説まで拡がる一方、人質の解放に自衛隊撤退を叫び政府批判をする家族の関係市民グループのHPなど大袈裟に言えば日本中を二分する情報合戦となっている。
今日発売の週刊誌もついに被害者の素性を暴くような「人質報道に隠された本当の話」として記事を流した。
新たに拘束されたジャーナリストらしき二人も何れ同じようになるのだろうか?
この二人は先に拘束された一人とはNGOつながりがあり、このNGO活動にも自己責任の問題が指摘され、その活動を巡り様々な意見が飛び出している。
ジャーナリストとして報道する使命にかられ、危険なイラクに飛び込んで行く事は解らないでもないが、客観的に裏情報を見ると一概には判断出来ないものがある。
NGOのHPを見ると、中にはとてもイラク支援とは思えない活動の様子が流れている。
これでは本当に命をかけてボランティアをしているNGOは迷惑であろう。
今はテレビ、新聞、雑誌、インターネットなど、あらゆるメディアから多くの情報を得る事ができる。
新聞、雑誌、ネット上でもテレビの様にチャンネルを変えればすぐ違う情報を得る事ができ、同じ内容のニュースでも取り上げ方の違いはすぐに分かってしまう。
本来中立の立場である送り手のマスコミだけが以外と世論を分かっていないのかもしれない。
多くの情報を簡単に手に入れられる中で、これからはどの情報を正確に判断するかの方が大切になってきた。
身近でも同じ事が言える。一方的な意見だけでなく広い視野で正しく判断しなくてはいけないだろう。
イラクの結末はどうなるのか、人質のニュースは今後どの方向へ拡がって行くのだろう。
そんな中、北朝鮮拉致家族のニュースが控えめに流されていたのが気になる。

2004年4月16日(金) 人質カメラマン Nakazawa

イラクの日本人人質3人が無事解放され、嬉しい状況ではあるが、解放後の彼らの「イラクに留まりたい」との発言に厳しい意見がでた。
心配する家族の気持ちを知ってか知らずか、人質となったカメラマンは「まだ写真を撮りたい・・・」と語った。
内容は違っても同じ写真表現を目的とする者として解らない訳ではない。
しかし、いま彼が置かれている状況は大きな問題を抱えている。
今回の自己責任の問題は別にして、どんなに良い写真を撮ろうとしても、他人に迷惑や負担をかけ、自らもその機会を逃してしまっては何の意味もない。
ましてや命を落としかねない危険な状況なら、なおさら情報も含め最善の備えをするのが当たりまえで、それでも大きなリスクを背負って行かなくてはならない。
結果として今回のように人質となり、多くの負担をかけ自分自身も多くのモノを失う結果となってしまう。
どの程度のアンテナを持って行ったか知らないが情報を見る限りでは無謀としか言いようがない。
この事は身近な問題でもあり、我々にも同じ事が言える。
スタッフには、撮影は勿論、事故などあらゆるトラブルに対し常に注意を促している。
体調も含め機材の管理、撮影準備など、備えは万全にこした事はない。
いくら良い写真を撮ろうとしてもリスクを侵しては確実に写真を得る事は出来ないし、多大な迷惑をかける結果になる。
我々に求められるものは今回の人質カメラマンではなく、確実に目的の写真が撮れる堅実なカメラマンであろう。
今回の彼はハッキリ言って失敗した。
帰りの飛行機で失ったモノの大きさを反省して欲しい。
何がいけなかったのか・・・。

残る二人の人質が心配だ。

2004年4月30日(金) ナイター観戦 Nakazawa

昨晩、最下位争いのヤクルト対巨人戦を観に、今シーズン初のナイター観戦に行った。
ナイターにはまだ風が冷たく、温かい汁物が欲しくなるが、神宮の2階ネット裏の招待指定席で久し振りに楽しむことが出来た。
試合は初回からホームラン攻勢で巨人がリードを広げ、4回を除き毎回2得点以上をあげ、巨人圧勝の試合だった。
特に阿部のホームランは月間最多16本を最終打席で放ち、金持ち球団で一人、生え抜き組が頑張っている。
7回途中で球場を後にしたが、結果は17対4で金持ちG様の一方的な試合となり、最下位もヤクルトと入れ替わった。
シーズンは始まったばかりだが、混戦のセリーグの中で横浜が同率首位に浮上した。
成績不振の横浜が大魔神復活でどこまで頑張れるか楽しみだ。
金持ち軍団の一人勝ちでは面白くない。
メジャーに人気を取られない為にも、巨人は最下位争いをしている方が良いかもしれない。
ヤクルト、もっと頑張れよ。
帰りの夜風が身にしみる・・・。

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